冬の青森・弘前といえば、真っ白な雪と歴史ある城が織りなす「弘前城雪燈籠まつり」。
毎年2月上旬に開催されるこのイベントは、約150基の雪燈籠と300基ものミニかまくらが灯りに包まれ、幻想的な世界へと誘ってくれます。
夫婦での旅行におすすめなのは、そのロマンチックな雰囲気。
雪景色を背景に寄り添いながら歩けば、日常を忘れてまるで映画のワンシーンのよう。この記事では、2026年の最新開催情報から、見どころ、アクセス、寒さ対策、さらには夫婦旅にぴったりの宿泊先まで詳しくご紹介します。
「冬の思い出を二人で作りたい」「記念日旅行をどこにしよう?」と考えているご夫婦にこそおすすめの旅。
読み終えた頃には、きっと「来年は弘前へ行こうか」と夫婦会議が始まるはずです。
弘前城雪燈籠まつりとは?夫婦で訪れたい幻想的な冬の祭典

青森県弘前市にある弘前城(弘前公園)を舞台に、毎年2月上旬に開催される「弘前城雪燈籠まつり」。
来場者は例年20万人前後と、東北の冬を代表する一大イベントです。
園内には約150基の雪燈籠と、約300基のミニかまくらが並びます。
ロウソクの柔らかな光が雪に反射して、辺り一面がオレンジ色に染まる光景は、言葉を失うほどの美しさ。
国の重要文化財である弘前城天守を背景に見ると、その荘厳さと幻想的な雰囲気が一度に味わえます。
しかも雪像や燈籠は、市民や地元団体が手作りしたもの。
だからこそ、観光地イベントにありがちな“作られた派手さ”ではなく、温かみのある素朴な魅力にあふれています。
夫婦で訪れれば「こんな雪景色、日本じゃないみたいだね」と思わず顔を見合わせること間違いなし。
さらに、この祭りが夫婦旅行におすすめな理由は「ロマンチックさ」。
雪が降りしきる夜、かまくらに灯るキャンドルの炎を眺めながら、寄り添って歩く――まさに冬限定の夫婦デートコースです。
写真好きの方なら、まるで映画のポスターのような一枚が撮れるはず。
SNSに投稿すれば「どこの国?」と友人からコメントが殺到するかもしれません。
弘前城雪燈籠まつり 2026年の開催日程とアクセス
情報まずは旅行計画に欠かせない「いつ・どこで・どう行くか」を整理しておきましょう。
特に雪深い青森の冬は、事前準備が安心旅のカギです。
開催日程・基本情報(2026年)
- 開催期間:2026年2月6日(金)~2月11日(水・祝)
- 会場:弘前公園(国指定史跡・弘前城跡)
- 点灯時間:日没後~21:00(最終日は20:00まで)
- 規模:雪燈籠 約150基、ミニかまくら 約300基
- メイン会場:四の丸周辺(大型雪像・滑り台・屋台あり)
夜にかけてが一番の見どころ。
夫婦で訪れるなら、夕方の点灯直後が写真映えも人混み回避も狙えておすすめです。
アクセス方法
電車で行く場合
- 東京 → 新青森駅(東北新幹線:約3時間)
- 新青森駅 → 弘前駅(特急つがる:約30分)
- 弘前駅 → 会場(バス10分 or 徒歩20分)
車で行く場合
- 東北自動車道「大鰐弘前IC」から約15分
- 周辺に臨時駐車場あり(混雑注意)
バスで行く場合
- 弘前駅から「土手町循環バス」で「市役所前」下車すぐ
駐車場・混雑回避のコツ
- 公園の正規駐車場は利用不可
- 徒歩5~10分圏内のコインパーキング(サクラパーク、観光駐車場かまた 等)利用がおすすめ(1回500円程度)
- 週末・祝日は混雑必至。平日夕方~19時頃が狙い目
- 車利用なら「少し遠めの駐車場+シャトルバス」もおすすめ
夫婦旅行のワンポイントアドバイス
- 雪道の移動は足元が滑りやすいため、防寒+滑り止めブーツは必須
- 夜の帰り道はタクシーが混雑するため、事前に配車アプリやホテル送迎を確認しておくと安心
- 点灯開始直後(16:30頃)は比較的人が少なく、写真も撮りやすい“穴場タイム”
「どう行くか」をきちんと決めておくだけで、夫婦旅行のストレスは半減します。
雪道ドライブはちょっとハードル高め…という方は、公共交通+徒歩でのんびり散策が無難です。
実は、この「弘前城雪燈籠まつり」の期間中に、弘前公園では「冬に咲くさくらライトアップ」も開催されます。両方を楽しめちゃうなんて、ラッキーですよね。
「冬に咲くさくらライトアップ」については、以下の記事をご覧ください。

雪と光が織りなす幻想的な見どころ

弘前城雪燈籠まつりの魅力は、なんといっても“雪と光のコラボレーション”。
昼間は真っ白な雪景色、夜になるとそこに柔らかな灯りがともり、まるで別世界へ足を踏み入れたような気分になります。
夫婦で歩けば、どんなに寒くても心がじんわり温かくなるはず。
迫力の大雪像・雪燈籠
- 弘前城天守や日本建築を模した巨大な雪像は迫力満点。
- 地元の名所をモデルにした雪燈籠もあり、精巧な造りに思わず見入ってしまうほど。
- 夫婦で一緒に写真を撮れば、旅の記念にふさわしい一枚になること間違いなし。
ミニかまくらの幻想的な光
- 園内の追手門付近などに約300基のミニかまくらが並びます。
- 中にはロウソクが灯され、オレンジ色の光がゆらめく様子は本当にロマンチック。
- カップルや夫婦で手をつないで歩くだけで、冬のデート気分を存分に味わえます。
プロジェクションマッピング
- 近年は雪像や城壁に映像を投影するプロジェクションマッピングも登場。
- 幻想的な映像と音楽が、雪景色をさらに特別な舞台へと変えてくれます。
- 「ただの雪祭り」ではなく、エンターテインメントとして進化しているのも魅力です。
グルメと体験でまつりを満喫
雪と灯りを楽しむだけではもったいない!
弘前城雪燈籠まつりは、地元グルメや体験イベントも充実しています。
夫婦でシェアすれば、より楽しい思い出になること間違いなしです。
体の芯から温まる屋台グルメ
四の丸には屋台も出店され、出店エリア中心部には、飲食テントも設置されます。
- けの汁:
津軽地方の郷土料理。細かく刻んだ野菜と山菜がたっぷり入った味噌仕立ての汁物。冷えた体にしみわたります。 - いがメンチ:
イカのすり身と野菜を揚げたご当地ファストフード。サクサク食感でお酒にも合う! - 黒石焼きそば:
太めの麺に濃厚ソース。青森のB級グルメとして人気。 - ホットアップルサイダー:
弘前といえばリンゴ。ほんのり甘酸っぱくて、寒空の下で飲むと最高に幸せな一杯です。
「ちょっと一口ちょうだい」と夫婦でシェアするのも楽しいポイント。食べすぎても寒さで意外と消費できるのでご安心を。
大人も子どもも楽しめる体験イベント
- 雪遊び広場:
チューブ滑り台や雪の遊具で大人も童心に返れます。 - スノーランタン作り体験:
自分で作ったランタンに灯りをともす瞬間は感動的。
夫婦で一緒に作れば、旅の象徴的な思い出になります。 - 打ち上げ花火(開催年による):
澄んだ冬空に広がる花火と雪景色は格別。
夫婦におすすめの楽しみ方
- 屋台で買ったホットドリンクをシェアして、冷えた体を温める。
- 公園内をライトアップ写真を撮りながら、のんびり散策する。
- 昼間と夜、両方訪れて違った表情を楽しむ。
「昼は白銀の世界」「夜は灯りの幻想」――まるで二度おいしいお祭りです。
夫婦で訪れるなら、ただ歩くだけでなく“食べる・作る・遊ぶ”を取り入れると、思い出がぐっと濃くなります。
寒さ対策と持ち物チェックリスト

弘前の2月は、夫婦仲が冷えるほど(!?)の寒さです。
平均気温は-2℃、夜は-7℃以下になることも珍しくありません。
ロマンチックな夜を台無しにしないためにも、しっかり防寒して挑みましょう。
防寒の必須アイテム
- ダウンコート:長め丈でお尻までカバーできるタイプが安心。
- 厚手インナー:ヒートテックやメリノウールなど。重ね着が鉄則。
- スノーブーツ:滑り止め付きが必須。革靴やヒールは危険。
- 手袋・耳当て・マフラー:末端の防寒は甘く見ると後悔します。
- カイロ:ポケット・靴用・貼るタイプをフル活用。
ここで夫婦ポイント。「寒いから手をつなごう」は最高の口実になります。
写真映えに役立つアイテム
- ミニ三脚:夜景撮影を安定させる必需品。
- スマホレンズ・一眼レフ用レンズ:広角や明るいレンズがあると夜の灯りがきれいに写せます。
- 色の映えるマフラーやストール:白銀の世界に赤や青が映えて、写真がグッとおしゃれに。
プラスαであると便利なもの
- 保温ボトル:温かい紅茶やコーヒーを入れておくと待ち時間も快適。
- モバイルバッテリー:寒さでスマホの電池はあっという間に消耗。
- リップクリーム&ハンドクリーム:乾燥対策は意外と重要。
防寒は「ちょっとやりすぎかも?」くらいが正解です。
寒さに震えて喧嘩するくらいなら、モコモコに着込んで雪だるま夫婦になった方が絶対楽しいですよ。
夫婦旅におすすめの宿泊先
雪燈籠まつりの楽しみをさらに深めるには、泊まる宿選びも大切。
ここでは「アクセス重視の市内ホテル」「和の趣を味わえる旅館」「自然の中でゆったりできるリゾート風宿」をご紹介します。
夫婦での滞在にピッタリな宿を見つけてください。
市内中心でアクセス抜群の快適ホテル
天然温泉 岩木桜の湯 ドーミーイン弘前
- 弘前城まで徒歩15分という好立地。
- 夜鳴きそば無料サービスや、天然温泉大浴場付きで快適。
- 観光・まつりを満喫した後にさっと温泉に浸かれるのは夫婦に嬉しいポイント。
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アートホテル弘前シティ
- JR弘前駅直結。悪天候でも安心のアクセス。
- 会場までバスで10分と利便性抜群。
- シンプルで使いやすい客室は「動きやすさ重視」の夫婦におすすめ。
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和の趣とおもてなしを感じる温泉旅館
星野リゾート 界 津軽(大鰐温泉)
- 津軽三味線の生演奏や地酒体験など、青森文化を体感できる温泉宿。
- 洗練された和の空間で、夫婦だけの贅沢な時間を満喫。
- 温泉に浸かりながら「今年の旅行もいいね」と語り合うのにぴったり。
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ヤマニ仙遊館
- 家庭的なおもてなしと地元食材を使った料理が評判。
- 豪華すぎない、けれど心温まる宿を求める夫婦に最適。
- 「ただ泊まる」ではなく「人との出会い」も旅の思い出に。
静かな自然の中で過ごすリゾート風宿
アソベの森
- いわき荘岩木山麓に佇む自然豊かな宿。
- 露天風呂付き客室もあり、夫婦でゆったり過ごせる。
- 雪景色を眺めながらのんびり温泉…最高の贅沢です。
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ホテルアップルランド
- 弘前から車で約30分。
- 名物は「りんご風呂」。ほんのり甘い香りに包まれる温泉はユニークで記憶に残ります。
- 青森らしさを体験したいご夫婦におすすめ。
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宿選びのコツは「旅のスタイルに合わせる」こと。
アクティブ派なら市内ホテル、文化やおもてなし重視なら温泉旅館、自然派ならリゾート宿がぴったりです。
夫婦で「どんな時間を過ごしたいか」を話し合いながら選ぶのも、旅行前の楽しみの一つですね。
周辺観光スポットも一緒に楽しもう
せっかく弘前まで足を運ぶなら、雪燈籠まつりだけではもったいない!
歴史ある街並みや美味しいスイーツ、温泉など、夫婦でのんびり楽しめるスポットが盛りだくさんです。
弘前城天守と歴史散策
- 雪燈籠まつりの会場そのものでもある弘前城。
- 雪化粧をまとった天守は、夏や春の桜とはまったく違う表情を見せます。
- 歴史好きなご夫婦なら、石垣や城郭を巡りながら「江戸時代の空気」を感じてみるのもおすすめ。
レトロな街並みとカフェ巡り
- 弘前市内の「土手町商店街」には、歴史的建物をリノベしたカフェや雑貨店が点在。
- 名物はアップルパイ。市内にはアップルパイを提供するカフェが30店舗以上あり、「食べ比べマップ」も配布されています。
- 「どこのアップルパイが好み?」なんて会話も、夫婦旅ならではの楽しみ。
弘前近郊の温泉でほっこり
- 大鰐温泉:星野リゾート界 津軽もある歴史ある温泉地。湯治文化が残る落ち着いた雰囲気。
- 百沢温泉:岩木山神社の近くにあり、地元の人にも愛される素朴な湯。
- 雪景色を眺めながらの温泉は、夫婦の疲れを癒やす極上のひとときです。
ちょっと足を伸ばして…
- 青森市(約1時間):ねぶたの家 ワ・ラッセで祭り文化を学べる。
- 十和田湖(約2時間):冬の神秘的な湖と、奥入瀬渓流の雪景色をドライブ。
「お祭り+観光」を組み合わせると、旅の満足度はぐっとアップします。
夫婦で“あれもこれも”と欲張るのもいいですが、予定は少し余裕を持たせるのが大人旅のコツです。
まとめ:雪と灯りが彩る特別な夫婦旅へ
弘前城雪燈籠まつりは、冬にしか体験できない幻想的なイベントです。
- 約150基の雪燈籠と300基のミニかまくらが灯りに包まれる景色
- 屋台グルメや雪遊び、プロジェクションマッピングといった多彩な楽しみ方
- 夫婦で寄り添いながら歩けば、一生記憶に残る時間になること間違いなし
さらに、市内ホテルや温泉旅館、自然に囲まれた宿泊先まで揃っているのも魅力。
弘前の街歩きや温泉巡りを組み合わせれば、ただの旅行ではなく「特別な夫婦旅」になります。
冬の弘前は寒さも厳しいですが、その分だけ灯りの温かさが心に響きます。
次の記念日旅行や夫婦でのリフレッシュ旅に、ぜひ弘前城雪燈籠まつりを候補に入れてみてください。
雪と光に包まれた夜は、きっとお二人の関係をさらに深めてくれるはずです。