冬の小樽は、まるで恋人たちのために用意された映画のワンシーン。
雪が静かに降り積もる運河沿いに、青い光がゆらめき、ふたりの影をそっと包み込みます。
その幻想的な世界こそが――「青の運河」。
毎年冬になると、約1万個もの青色LEDが小樽運河を照らし出し、街全体をロマンチックな雰囲気に染め上げます。
寒さに肩を寄せ合いながら歩く恋人たち。 吐く息さえも青く光るような夜。
「青の運河」は、そんな“冬の恋”を一段と輝かせてくれる特別なイルミネーションイベントです。
この記事では、
- 「青の運河」の魅力や見どころ
- カップルにおすすめのデートコース
- 宿泊やグルメ、アクセス情報
などをたっぷりご紹介します。
冬の小樽を舞台に、ふたりの心が温まる夜を。
さあ、青く輝く運河の世界へ――出かけてみませんか?
小樽「青の運河」とは?幻想的な冬の光景

冬の小樽を語るなら、やはり外せないのがこの「青の運河」。
歴史ある倉庫群と石畳の小道に、約1万個もの青い光が流れ込むその様子は、まるで異世界のよう。
雪がふわりと舞う夜には、光が雪面に反射して、まるで空から星が降ってくるような錯覚すら覚えます。
この幻想的な光の舞台は、小樽運河の浅草橋~中央橋間。
レンガ倉庫と運河の水面が青く染まり、写真を撮る手が止まらなくなるほどの美しさです。
「青の運河」基本情報(2025-2026最新版)
- 開催期間:2025年11月1日(土)~2026年1月31日(土)
- 点灯時間:日没~22:30頃まで
- 会場:小樽運河(浅草橋~中央橋間)
- 入場料:無料
- 使用LED数:約1万個(青色LED)
- 主催:小樽観光協会・小樽市商工会など
公式サイトはこちら
まさに「青い光の回廊」。小樽の街全体がロマンチックな雰囲気に包まれる、冬限定の奇跡の時間です。
SNSでも話題!写真・映えスポットまとめ

カップルで訪れるなら、写真は絶対に外せません。
おすすめ撮影スポット
スマホでも一眼でもOK、コツさえ押さえれば“まるで映画のワンカット”のような写真が撮れます。
- 「浅草橋」:運河全体が見渡せる王道の撮影ポイント
- 「南運河側の雪上スポット」:雪と光のコントラストが幻想的
- 「倉庫群前」:レンガ倉庫×青い光の構図が抜群
特に日没直後のブルーアワーは、空の青と光の青が溶け合い、息をのむ美しさ。
雪が舞う日はさらに神秘的な雰囲気に包まれます。
写真を綺麗に撮るコツ
- カメラ設定:F2.8~F4/ISO800前後
- スマホならナイトモードON
- 三脚を使うとブレにくく、より幻想的な光を再現可能
お揃いのマフラーやニット帽を身につけると、写真の完成度も“カップル感”もアップ!
寒さ対策と服装ガイド
小樽の夜は、正直“芯から冷える”寒さです。
気温は氷点下、体感温度で-5℃前後。
ロマンチックな夜を楽しむためには、防寒こそが最重要アイテムです。
持っていくと安心なものリスト
- ダウンコート(できればロング丈)
- ヒートテック&インナー重ね着
- 防寒ブーツ or スノーブーツ
- 手袋・耳当て・ニット帽
- カイロ(貼るタイプ&手持ちタイプ)
- モバイルバッテリー(寒さで消耗しやすい!)
特にスマホのバッテリーは、寒冷地だとすぐ減ります。
「あと1枚だけ撮りたい!」という瞬間に電池切れ…なんて悲劇を避けるためにも、予備バッテリーは必須です。
さらに、カップルでお揃いの防寒小物を取り入れるのもおすすめ。
色違いのマフラーや手袋で写真に統一感を出すと、まるで雑誌の表紙のような1枚になりますよ。
カップルに人気の理由と過ごし方
冬の小樽を訪れたカップルが「青の運河」に惹かれる理由はただひとつ。
それは、“現実を忘れるほどロマンチックな時間”が流れているからです。
雪の降る音すら聞こえそうな静けさの中、青い光が水面に揺らめく。
寒さでつないだ手が、光に照らされてより温かく感じる。――そんな瞬間を過ごせる場所、なかなかありません。
雪×光×運河が織りなす「ロマンチック三重奏」
「青の運河」が他のイルミネーションと違うのは、“動き”があること。
水面に反射する光、風で舞う雪、行き交う人のシルエット。
そのすべてが重なって、まるで生きている光景を作り出します。
日中の運河も風情がありますが、夜の「青の運河」はまるで別世界。
とくに雪が降る日は、視界全体が青く染まり、ふたりの世界だけになったような錯覚すら覚えます。
「寒いのになぜか幸せ」――それがこの場所の魔法です。
記念日・プロポーズにも人気の理由
実は「青の運河」は、プロポーズスポットとしても密かな人気を誇っています。
青い光の中で指輪を差し出す瞬間、まるで映画のラストシーン。
地元でも「冬の告白スポット」として有名で、毎年ここで愛を誓うカップルも多いんです。
記念日デートにもぴったり。
イルミネーションを見ながら温かいコーヒーを片手に散歩したり、運河沿いのレストランでディナーを楽しんだりと、ロマンチックな時間を過ごせます。
ポイントは、寒さを味方にすること。寒い夜こそ、自然と距離が近づく絶好のチャンス。
“体温で心まで温まる”――これぞ北国デートの醍醐味です。
デートにおすすめの時間帯
イルミネーションの点灯は日没から22:30までですが、一番のおすすめは、17:00~18:00ごろの「点灯直後」。
この時間帯は空がまだ少し明るく、“ブルーアワー”と呼ばれる幻想的な青空が残っています。
青いLEDと自然の青が溶け合う光景は、この時間しか見られません。
そして、もう一つの狙い目は、21:00以降。
観光客が減り、運河沿いはぐっと静かに。
ふたりきりでゆっくり歩ける時間が増えるので、より特別な雰囲気になります。
ナイトクルーズやキャンドルナイトで特別体験を
期間中は、イルミネーションを水上から楽しめるナイトクルーズも人気。
船から眺める青い運河は、地上とはまた違う美しさがあります。
ときにはこたつ付き船も登場するので、寒がりさんでも安心!
さらに、開催期間中の週末にはキャンドルナイトなどの特別演出も。
無数のロウソクの灯りが青い光に溶け、幻想度がさらにアップします。
「冬にしか見られない奇跡の夜景」を体験できるのです。
カップルにおすすめの“ちょい足し演出
”せっかくの冬デート、ただ見るだけじゃもったいない!
カップルでできる“ちょっとした演出”を加えると、思い出がより濃くなります。
- お揃いのマフラーや手袋でリンクコーデ
→ 写真にも映えるうえ、自然と距離が近づく! - 保温ボトルに温かいココアを入れて持参
→ 手を温めながら“恋のホットドリンクタイム”。 - 小さな手紙やカードをこっそり渡す
→ 青い光の下で読むメッセージは、何倍も心に残ります。
「映え」も「想い出」も両方欲しい――そんなカップルの願いを全部叶えてくれるのが、「青の運河」です。
アクセス・宿泊・グルメ・周辺観光
ロマンチックな夜を過ごすには、事前の計画がとっても大事。
ここからは「青の運河」への行き方から、デートをより完璧に仕上げる宿泊・グルメ・観光情報まで、たっぷりご紹介します。
「青の運河」へのアクセスと混雑回避のコツ
まずはアクセスから。
小樽の街はコンパクトで、主要観光スポットの多くが徒歩圏内。
JR小樽駅から運河までは徒歩約10分という好立地です。
アクセス概要
- JR小樽駅から徒歩:約10分(駅を出て正面方向へまっすぐ)
- 札幌駅からJR快速「エアポート」で約35分
- 車の場合:札幌中心部から高速利用で約50分
- 近隣駐車場:浅草橋駐車場、市営小樽運河駐車場 など
混雑を避けるなら
- 混雑ピーク:18:30~20:30頃
- おすすめ時間帯:点灯直後(17時台)または21時以降
- 平日が狙い目(土日は観光バス団体が増加)
寒い中での待ち時間はつらいので、タイミングをずらすのがコツです。
運河沿いのカフェで温かいドリンクを飲みながら、点灯を待つのもおすすめ。
カップルにおすすめの宿泊先

せっかくなら泊まりがけで、夜景も温泉もグルメもぜーんぶ楽しみたい。
そんなカップルにぴったりの宿泊先を、雰囲気・立地・口コミ評価の三拍子で厳選しました。
運河沿い夜景が見えるホテル
ホテルノルド小樽
運河ビューの客室から「青の運河」を一望できる人気ホテル。 館内のバーからも夜景が見え、まさに“大人の冬デート”に最適。
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運河の宿 ふる川
古民家風の木造建築が温もりたっぷり。 露天風呂付き客室もあり、雪見風呂でロマンチックな夜を。
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UNWIND HOTEL & BAR OTARU(アンワインド ホテル&バー 小樽)
海外のブティックホテルのような雰囲気。 夜は無料のワインサービスがあり、ふたりで乾杯するのにぴったり。
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温泉でゆったり派のカップルに
グランドパーク小樽
大型ホテルながら海を望むロケーションが抜群。 ショッピングモールも併設で、デート+観光も楽しめる。
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おたる宏楽園
和の情緒あふれる老舗旅館。庭園露天風呂はまるで雪国の絵画。 特別な記念日に泊まりたい宿の代表格。
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ワンポイントアドバイス
冬季は宿泊予約が埋まりやすいので、1〜2か月前の予約が安心。
特にクリスマス・年末年始は早期満室が定番です。
イルミネーション後に立ち寄りたい小樽グルメ
冷えた体を温めるには、やっぱり美味しいごはん!
小樽はグルメの宝庫。
イルミネーションを楽しんだあと、ふたりでゆっくり過ごせる食事スポットを紹介します。
雰囲気抜群の夜カフェ&バー
小樽バイン(石蔵ワインバー)
100年前の石造り倉庫を改装したワインバー。 キャンドルの光とワインの香りが、大人の夜を演出。
北一ホール
167個のオイルランプが灯る幻想的な空間。 「青の運河」帰りに立ち寄ると、青からオレンジへの光の余韻を楽しめます。
ルタオ パトス
夜限定のパフェやスイーツが人気。 小樽スイーツの代表格「ルタオ」ブランドならではの安心感。
小樽名物グルメで満腹デート
- 伊勢鮨:地元の旬ネタが楽しめる名店。カウンター席でしっとり。
- かま栄:揚げたてのかまぼこをその場でパクリ。散歩の途中に。
- ルタオ本店:お土産&デザートを楽しみながら、ほっと一息。
記念日ディナーならここ
- レストラン ヌーベルプース:フレンチ×小樽夜景のマリアージュ。
- オーセントホテル小樽「カフェバー ウィングベイ」:窓際席からの夜景がロマンチック。
冬の小樽をもっと楽しむ!周辺観光スポット
小樽の魅力は夜だけじゃありません。
昼間も楽しめる観光スポットがたくさんあるので、1泊2日のデートプランにするのが断然おすすめ。
アクティブ派におすすめ
- 小樽運河クルーズ(ナイトクルーズ)
イルミネーション期間中は“こたつ船”も登場。
寒さを忘れてロマンチックな時間を満喫できます。
文化&街歩き派におすすめ
- 小樽オルゴール堂:音色が優しく響く、カップルに人気の定番。
- ガラス工房 体験館:お揃いグラスを作って思い出を形に。
- 旧日本郵船小樽支店:明治の歴史を感じるレトロ建築。
2月に再訪したいイベント
小樽雪あかりの路(2026年2月上旬) 雪とキャンドルが街を照らす、もうひとつの幻想イベント。
「青の運河」との“冬イルミはしご旅”もおすすめです。
まとめ|「青の運河」で、ふたりの冬が輝く夜に
青い光に包まれた小樽の冬は、まるで恋人たちのための特別な舞台。
雪が降るたびに景色は少しずつ表情を変え、光が運河の水面に揺れるたびに、心まで揺さぶられるような感動が訪れます。
「青の運河」は、ただのイルミネーションではありません。
それは、寒さを忘れるほど心温まる“体験型のロマンチック空間”。
運河沿いを手をつなぎながら歩くもよし、ナイトクルーズで非日常を味わうもよし。
宿泊して小樽の夜景やグルメを楽しめば、ふたりの距離はぐっと縮まります。
そして、何よりも忘れないでほしいのは――「青の運河」は今この瞬間しか見られない、冬限定の奇跡の光景ということ。
雪のきらめき、青い光、吐く息の白さ。それらすべてが、ふたりだけの思い出として心に刻まれます。
2025年から2026年の冬、ぜひ小樽で“青の夜”を体験してみてください。
手をつなぎながら歩くその時間が、きっと永遠に続くように感じられるはずです。