「桜は春だけのもの」と思っていませんか?
実は青森県の弘前公園では、真冬に“桜が咲く”んです。
もちろん本物の花ではなく、雪景色と光で演出された「冬に咲くさくらライトアップ」。
寒い夜に手をつなぎながら歩けば、まるで2人だけの秘密の花見をしている気分。
夫婦旅行やカップルの記念日にぴったりな、ロマンチックな冬の体験が待っています。
この記事では、2025-2026年の開催情報からアクセス方法、ライトアップの見どころ、さらには夫婦旅行におすすめの温泉宿や郷土グルメまで、余すところなくご紹介します。
「冬に桜?気になる!」という方も、「旅行計画を立てたい!」という方も、最後まで読めば旅の準備は万端。
雪と光に包まれる弘前の夜を、一緒に覗いてみましょう。
冬に咲く「さくらライトアップ」とは?

弘前公園といえば、日本有数の桜の名所。
春にはお堀沿いに約2600本の桜が咲き誇り、全国から花見客が押し寄せます。
でも実は、弘前公園にはもうひとつの顔があるんです。
それが、冬の風物詩「冬に咲くさくらライトアップ」。
雪景色に浮かび上がるLEDの桜は、まるで本物の花が咲いているよう。
寒さで頬が赤くなっても、心はほっこり温まります。
夫婦旅行やカップルにおすすめの理由は、なんといってもその雰囲気。
春の桜祭りはにぎやかで華やかですが、冬のライトアップは落ち着いていて静か。
雪に吸い込まれるような静寂の中で見る桜は、2人だけの特別な思い出になること間違いなしです。
さらに、イベントの開催場所は弘前市役所前から追手門まで約500メートルの外濠。
イルミネーションのトンネルを手をつなぎながら歩けば、「なんだか結婚式の入場みたいだね」なんて冗談を言いたくなるほどロマンチック。
冬の弘前は、ただの観光ではなく「心に残る体験」を提供してくれる場所なんです。
2025-2026年 弘前公園「冬に咲くさくらライトアップ」開催情報
2025年から2026年にかけての「冬に咲くさくらライトアップ」は、冬の旅行計画を立てる上で欠かせないイベント。
「いつ行けばいいの?」「何時まで点灯しているの?」という疑問に答えるために、最新のスケジュールを整理しました。
開催期間・会場・点灯時間(2025-2026)
- 開催期間:2025年12月1日(月)~2026年2月28日(土)
- 会場:弘前公園 外濠(弘前市役所本庁舎~追手門付近 約500m)
- 点灯時間:日没~21:30
特別延長:12月22日~26日:23:00まで
2月7日~11日:23:00まで
年末年始(12月27日~1月5日):翌1:00まで - 入場料:無料
- 補足:12月1日~7日は機材調整のため、一部消灯のタイミングあり
「無料で見られる」というのが大きな魅力。
しかも期間中は約3か月にわたり楽しめるので、年末年始の帰省や冬休みの旅行、バレンタインや結婚記念日旅行にも組み込みやすいのが嬉しいポイントです。
見どころのピークタイム
特におすすめなのは「積雪がある日の晴れた夕刻から夜」にかけて。
雪にライトが反射し、まるで桜吹雪が夜空を舞っているような光景が広がります。
氷柱(つらら)が桜と一緒にきらめく姿も、冬だけの贅沢な景色。
寒さは厳しいけれど、その分だけ「2人で肩を寄せ合って歩く」理由ができるのもロマンチックですよね。
実は、この「冬に咲くさくらライトアップ」の期間中、弘前公園では2月に「弘前城雪燈籠まつり」も開催されます。「弘前城雪燈籠まつり」については、以下の記事をご覧ください。

アクセス方法|弘前公園への行き方と駐車場情報

夫婦旅行やカップルデートでは、「どうやって行くか?」も重要なポイントですよね。
弘前公園は青森県弘前市の中心部にあり、新幹線・飛行機・車のどれでもアクセス可能です。
ここでは、首都圏や仙台方面からのおすすめルートをご紹介します。
東京・仙台から新幹線を利用する場合
- 東京 → 新青森(約3時間)新青森 → 弘前(JR奥羽本線で約40分)
- 弘前駅から弘前公園までは、バスまたはタクシーで約10分
長時間の移動ですが、車窓から雪景色を眺めながらの旅もまたロマンチック。
特に冬は青森の真っ白な世界が広がるので、到着前から「冬旅気分」が味わえます。
車で行く場合
- 東北自動車道・大鰐弘前ICから約25分
ドライブ旅行なら、途中でりんご畑や津軽の雪景色を楽しめます。
ただし、冬の青森は積雪・凍結が当たり前。
スタッドレスタイヤは必須で、できれば四駆の車がおすすめです。
雪道運転に自信がない場合は、公共交通機関の利用を検討しましょう。
弘前駅から弘前公園への行き方
- 徒歩:約30分(約2.5km)
- バス:弘前駅中央口1番乗り場から直行バスまたは循環バスで約10分
- タクシー:駅前タクシープールから約10分
夜のライトアップを見に行く場合、雪道を30分歩くのはちょっと大変。
特にヒールや革靴は危険なので、タクシーかバスがおすすめです。
駐車場情報
- 富士見橋 臨時無料駐車場(約100台、公園まで徒歩20分)
- 周辺有料駐車場:日中最大1,000円前後。
花見・ライトアップ期間は混雑必至車で訪れる場合は、早めの到着を心がけましょう。
カップルで雪道を歩くなら、ちょっとした冒険気分が味わえますが、夜道は暗く足元も滑りやすいので要注意。
弘前公園ライトアップの見どころスポット

弘前公園の「冬に咲くさくらライトアップ」は、ただのイルミネーションイベントではありません。
桜の名所として名高い場所だからこそ実現できる、雪・光・歴史ある城郭が融合した“唯一無二の景色”が広がります。
ここでは特におすすめの見どころをピックアップしました。
1. 桜並木の光トンネル
弘前市役所前から追手門にかけての外濠沿いには、LEDで飾られた桜並木がずらり。
夜空に咲くピンク色の花が連なり、そこを歩くだけで「光の桜トンネル」を抜けるような体験ができます。
2人で歩けば、まるで映画のワンシーン。思わず「ここでプロポーズしたら完璧じゃない?」なんて冗談を言いたくなるほどです。
2. お堀に映る“逆さ桜”
弘前公園名物のひとつが、外濠に映るライトアップの桜。
水面が鏡のように反射して、現実と幻想が重なるような景色が広がります。
特に風のない夜は水面が凪ぎ、まるで桜が水中に咲いているかのよう。
2人で写真を撮れば、インスタ映え間違いなしです。
3. 雪とのコラボレーション
「冬桜」の魅力を最大限に引き出すのが、青森の雪。
積もった雪にライトが反射すると、光がふわっと広がって幻想的な雰囲気に。
さらに氷柱(つらら)が桜の光と一緒に輝く姿は、春には絶対に見られない冬ならではの特典です。
静かな空気の中で手をつなぎながら歩けば、「過去と現在を一緒に旅しているみたい」と思えて、夫婦やカップルにぴったりのスポットです。
夫婦で楽しむライトアップの過ごし方
弘前公園の「冬に咲くさくらライトアップ」は、ただ歩くだけでも十分美しいですが、せっかくの夫婦旅行なら“ちょっとした工夫”でさらに特別な体験にできます。
ここでは、2人で満喫するための過ごし方を紹介します。
ロマンチックな散策ルート
おすすめは 追手門から市庁舎外濠へ続く並木道。
ここはライトアップのメインエリアで、光の桜トンネルや逆さ桜の絶景スポットが点在しています。
「ここは写真撮ろうか」「この先はどんな景色かな」と会話も自然に弾み、散策そのものがデートコースになります。
さらに時間があれば、下乗橋や本丸エリアまで足をのばすのも◎。
雪に包まれた弘前城と桜の光は、一生モノの思い出になります。
防寒対策はしっかりと
青森の冬はとにかく寒い!
日中でも氷点下、夜はマイナス5℃以下になることもあります。
夫婦旅行でケンカの原因になりがちなのが「寒さ対策の差」。
片方が寒さでギブアップ…なんて残念すぎます。
持っていきたいアイテムは以下の通り:
- 防滑加工のブーツ(雪道でも安心)
- 厚手のコートやダウンジャケット
- 手袋・マフラー・耳あて
- ホッカイロ(靴用があると最高)
「寒いから寄り添える」なんてポジティブに考えつつ、快適に楽しめるよう準備していきましょう。
写真映えスポットで思い出づくり
外濠沿いの歩道や、お堀沿いのベンチは人気の撮影スポット。
ライトと雪の反射で、実際よりもロマンチックに写るので、記念撮影におすすめです。
2人で自撮りも良いですが、通りすがりの人にお願いして“逆さ桜を背景にしたツーショット”を撮ってもらえば、最高の旅アルバムになります。
ちょっとした演出で特別な夜に
せっかくの夫婦旅行。
少し工夫するだけで「普通の観光」から「記念日旅行」へと格上げできます。
- ライトアップの前に、弘前のカフェでホットアップルサイダーで温まる
- 夜桜を見た後は、予約した郷土料理店で乾杯
- 宿に戻って、露天風呂で雪見温泉
これだけで「寒い夜が最高の夜」に変わります。
周辺グルメ情報|夜桜の後に立ち寄りたいお店
「冬に咲くさくらライトアップ」を楽しんだ後は、冷えた体を温めてくれるごはんタイムが待っています。
弘前は“りんごの街”として有名ですが、津軽エリアならではの郷土料理や温かいグルメも豊富。
夜桜デートのしめにぴったりなお店をご紹介します。
弘前公園周辺のおすすめカフェ・レストラン
ライトアップ散策の前後に立ち寄れる、雰囲気のあるカフェやレストランも点在しています。
古民家を改装したカフェでは、りんごを使ったスイーツや地元食材を使ったディナーが楽しめ、夫婦の“ほっと一息タイム”にぴったり。
特に冬限定メニューとして、アップルパイやホットドリンクを出すお店もあり、「寒いからこそ美味しい」体験ができます。
青森の郷土料理で温まる
夜にしっかり食事をとるなら、津軽の郷土料理を味わえるお店がおすすめです。
- 津軽そば:蕎麦粉と大豆を使った独特のとろみ。体がじんわり温まります。
- けの汁:根菜や山菜を細かく刻んで煮込んだ郷土鍋。栄養たっぷりで寒い夜にぴったり。
- りんごスイーツ:アップルパイはもちろん、りんごを使ったシャーベットや焼きりんごも絶品。
- 煮干しラーメン:青森名物。あっさりしつつも旨味の強いスープで、飲んだ後の〆にもおすすめ。
夜営業の人気郷土料理店 3選
青森の旬菜旬魚とおばんざいの九十九 弘前駅前店
新鮮な魚介と津軽の家庭料理が豊富。
駅近でアクセスも良く、夫婦でゆったり食事を楽しめます。
石と肴 地雷也 弘前店
口コミ評価が高い人気居酒屋。
地元食材を使った料理が豊富で、青森の地酒と相性抜群。
落ち着いた雰囲気で大人の夜を演出できます。
津軽郷土料理の店 あば
弘前東栄ホテル1Fにある老舗。
けの汁や津軽そばなど伝統料理を本格的に味わえるお店です。
郷土料理初心者のカップルにもおすすめ。
夜桜の余韻に浸りながら、地元の美味しい料理とお酒で「今日の旅は最高だったね」と語り合えば、きっと忘れられない冬の夜になります。
宿泊おすすめホテル・旅館(夫婦旅行向け)
「冬に咲くさくらライトアップ」を訪れるなら、せっかくなので弘前やその周辺に泊まってゆっくり過ごすのがおすすめです。
特に夫婦旅行では、ホテルや温泉宿の滞在そのものが“旅の楽しみ”になります。
ここでは、雰囲気・温泉・料理の3拍子そろった宿を厳選してご紹介します。
弘前市内で便利に泊まれるホテル
市街地や駅周辺のホテルなら、ライトアップ会場にもアクセスしやすく、夜遅くまで安心して楽しめます。
「ホテルに戻ってからすぐ休める」という安心感があるので、夜更かししても大丈夫。
温泉でゆったり|おすすめ旅館3選(露天風呂付き客室あり)
1. アソベの森 いわき荘(岩木山エリア)
岩木山ビューと自然林に囲まれた静かなロケーション。
- 広々とした露天風呂大浴場あり
- 一部客室には専用露天風呂付き
- 津軽の旬会席が楽しめるレストランあり
「夫婦2人だけで雪見露天」という贅沢なひとときを過ごせます。
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2. 星野リゾート 界 津軽(大鰐温泉)
青森を代表する高級旅館ブランド。
- 全室天然温泉で、一部は露天風呂付き客室
- 津軽三味線の生演奏や郷土文化体験あり
- 地元食材を生かした創作会席が自慢
記念日や特別な旅行にぴったりで、「非日常を贅沢に味わいたい」夫婦におすすめ。
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3. 大鰐温泉 不二やホテル
弘前・大鰐ICから車で約10分の好アクセス
- 雪景色を楽しめる源泉掛け流し露天風呂
- 一部客室に露天風呂付きプランあり
- 情緒ある日本庭園を眺めながら温泉に浸かれる宿。
落ち着いた雰囲気でゆっくり過ごしたい夫婦に人気です。
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その他おすすめの温泉宿
星と森のロマントピア(弘前市内)
岩木山の絶景が広がる温泉リゾート。
天体観測ができる施設もあり、ロマンチック度は満点。
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登録有形文化財の宿 ヤマニ仙遊館(大鰐温泉)
和モダンな建築が魅力の歴史ある旅館。
離れや露天風呂付き客室も選べ、夫婦旅行に特別感をプラス。
花禅の庄(黒石温泉郷)
全館畳敷きでぬくもりある宿。
貸切風呂や地元食材を活かした和会席膳も魅力で、静かに過ごしたい夫婦にぴったり。
弘前公園から車で30分圏内に温泉宿が点在しているので、夜桜を楽しんでから宿に戻り、雪見露天風呂で温まる…そんな贅沢な冬旅が叶います。
ただし、露天風呂付き客室は数が限られているので、旅行の日程が決まったら早めの予約が必須です。
1泊2日モデルプラン|弘前公園ライトアップ+青森観光
せっかく弘前を訪れるなら、「ライトアップ鑑賞+温泉+青森観光」を組み合わせた夫婦旅が理想的です。
ここでは無理なく楽しめる、1泊2日のおすすめプランをご紹介します。
1日目:夕方から「冬桜」デート
- 午後:弘前市内のホテルや温泉宿にチェックイン。
雪道移動が多いので、まず荷物を預けて身軽に。 - 夕方~夜:弘前公園の「冬に咲くさくらライトアップ」へ。
追手門から外濠を中心に、幻想的な桜並木とお堀に映る“逆さ桜”を満喫。 - 夜:ライトアップを楽しんだ後は、弘前駅前や公園周辺の郷土料理店へ。
けの汁や津軽そば、煮干しラーメン、りんごスイーツなど、冬ならではの青森グルメを堪能。
「夜桜を歩いてから温泉でぽかぽか」なんて、夫婦旅行ならではの贅沢ですね。
2日目:弘前&津軽観光
- 朝:宿の温泉でゆっくり目覚める。
雪見露天で朝風呂をすれば、まるで映画のワンシーンのよう。 - 午前:弘前城天守やねぷた村を散策。
雪の城壁や、津軽の伝統文化に触れる時間は夫婦での会話も自然と弾みます。 - 昼前:りんご公園でリンゴを使ったスイーツや加工品をチェック。
お土産選びにもぴったり。 - 昼過ぎ:宿をチェックアウトして、弘前駅や新青森駅から帰路へ。
夫婦におすすめの過ごし方
- 夜桜のあと、郷土料理で乾杯
冬の冷えた体に熱燗と津軽料理が染みわたります。 - 温泉でのんびりおこもり滞在
外が雪でも、露天風呂付き客室ならぬくぬく。 - 雪景色と写真映えを意識
冬の弘前はどこを切り取ってもフォトジェニック。
夫婦で撮り合えば、一生モノの思い出に。
雪景色の弘前は、あわただしく観光名所を回るよりも、「ゆっくり」「しっとり」楽しむのが正解。
1泊2日でも、十分にロマンチックな時間が過ごせます。
まとめ|冬の弘前公園で夫婦の思い出づくり
弘前公園の「冬に咲くさくらライトアップ」は、本物の桜が咲かない季節にこそ楽しめる特別なイベントです。
雪と光が織りなす幻想的な世界は、まるで時間が止まったような非日常空間。
夫婦で手をつないで歩くだけで、普段以上に心の距離が近づくはずです。
さらに、弘前周辺には温泉宿や郷土料理の名店が揃っており、夜桜とセットで楽しむことで旅の満足度は一気にアップ。
露天風呂付き客室での雪見温泉や、けの汁・りんごスイーツを味わう時間は、2人にとって忘れられない記念日になるでしょう。
ポイントは「無理せずゆったり」。
雪道の移動や冷え込みもありますが、それすらも冬旅ならではの醍醐味。
弘前でのひとときは、夫婦にとって「また来たい」と思える温かな思い出を残してくれるはずです。